2003年6月
平成15年6月
  161号

発行人 片岡和男
編集人 岡本拓雄
SARS支援第1弾 医療物資を洛陽へ
 協会では、新型肺炎SARSの農村部への拡大阻止にむけて奮闘している洛陽市に対し、支援募金活動を開始し、5月28日には医療支援物資第1弾を送った。

 洛陽市人民対外友好協会からの連絡によると、駅やバスターミナルなど外から入ってくる人をすべてチェックするとともに、各職場、学校、施設などで毎日体温を測り、感染予防に政府の幹部や医療関係者などが日夜奮闘している。特に、幹部は農村部へ行って直接指導にあたっているとのこと。そして、急な需要のため体温計が不足しているという。そこで、協会では物資送付にあたって、外科用マスク2,700枚とともに電子体温計を200本送った。現在、会員各位の募金が毎日寄せられており、5月30日現在で30万円を超えた。引き続き、6月末日まで募金活動を展開していく。

損贈防治非典医療物資
洛陽市人民政府 外事僑務弁公室 様
洛陽市民の皆様へ

 非典型肺炎(SARS)の予防と拡大阻止にむけて、日夜懸命なご努力を果されていると思います。SARSは人類共通の敵であります。私たちは友好都市・洛陽市民の皆様の役に立ちたいと考え、協会会員に呼びかけ、募金活動をしています。本日、第1弾として、ささやかですが下記のものを郵便でお送り致しましたのでお受け取りください。1日も早くSARSの脅威がなくなり、市民の安寧な日々が回復し、日中往来が回復し、岡山と洛陽の友好的な市民交流が発展することを心からお祈りしています。私たちはいつも洛陽市民のことを想っています。日中友好世代相伝!

                                       2003年5月28日
                                     岡山市日中友好協会 会長 片岡 和男
                                                    会員一同

                                 記
1.体温計 電子体温計200本、赤外線体温計1本
2.マスク 外科医療用マスク2,700枚

SARS支援募金受付中  お礼
郵便振替口座 01240-1-8821
口座名称 岡山市日中友好協会
6月末日まで受け付けています。
1口(1,000円)以上でお願いします。

会員各位より多くの募金が寄せられており深く感謝致します。また、若井たつ子講演会反省会席上、SARS支援カンパ(23,571円)を頂きました。お礼申しあげます。

岡山市と洛陽市が友好都市関係凍結
 本年4月21日、岡山市は台湾の新竹市と友好交流協定を結んだ。その時、新竹市長が中国文の署名欄に「中華民国」新竹市と書いたのに対して、かねてから国名表記しないようにと申し入れてきた友好都市・洛陽市が岡山市に対して、「二つの中国」を容認するものであり日中共同声明などの両国の基本原則に違反するとして厳しく抗議した。そして、両市市長の書簡のやり取りを経て、4月29日付けをもって両市の22年間に及ぶ友好都市関係が凍結されるという事態になった。

 翌30日には洛陽市人民対外友好協会会長と副会長連名による書簡が協会に寄せられ、凍結に至った経緯の説明とともに協会がこれまで果たしてきた民間交流を評価するとともに更に発展させていくよう希望する旨の内容が書かれていた。

 協会は5月9日に理事会を開催し、今後の対応などを協議し、岡山市に対して凍結解除に向けた働きかけをするとともに、民間交流の窓口として更に交流を活発化させていくことを確認した。

 わが協会は、1981年の友好都市締結以来一貫して市民交流の窓口として、各界各層の友好事業を発展させるため尽力してきました。この度、友好都市締結という事態になり、大変遺憾であり残念でなりません。

 私たちは、「日中共同声明」「日中平和友好条約」及び「日中共同宣言」の三つの条約に明記された『中国は一つ』という日中両国の基本原則を遵守し、友好を願う広範な市民とともに今後とも日中友好活動を展開していきたいと思います。

 そして、洛陽市との交流について、凍結解除に向けた努力を続けるとともに、洛陽市人民対外友好協会を窓口にして、更なる市民交流の発展のために努力します。

                                      2003年5月30日
                                           岡山市日中友好協会
友好都市凍結への経過
2002年 11月18日 洛陽市仏教訪日団萩原市長を表敬訪問。訪日団顧問の劉応安副市長が文書と口頭で台湾新竹市との交流について日中共同声明の原則にたった交流を要望(協会にも要請文)
2003年 4月21日 岡山市新竹市友好交流協定締結(岡山市役所)台湾側が中国文協定書に「中華民国」と書き入れる
4月22日 洛陽市外事僑務弁公室主任李留章ならびに副主任方双建の連名で岩谷国際課長あてに抗議書簡が届く
4月24日 国際課長名の返書を洛陽へ送る
4月25日 李貴基洛陽市長名で萩原市長あてに誤りを正し、是正措置をとらなければ凍結する内容の書簡が届く
4月28日 萩原市長名で洛陽市長あてに「日中共同声明」に違反していない旨の書簡を送る
4月29日 李洛陽市長から萩原市長あてに正式に凍結を宣言する書簡が送られる
4月30日 岡山市日中友好協会会長及び岡山市民各位へ、洛陽市人民対外友好協会会長、副会長連名の書面が届く
第2回理事会開かる
 5月9日、本年度第2回の理事会を協会事務所で開いた。出席者12名、松井事務局長が活動報告をしたあと、次の事項を協議した。

1.洛陽市との友好都市関係凍結について
(1)経過
 2002年11月18日から2003年4月30日までの経過について
(2)交流について
 ①岡山市との連携
 ②更に交流を促進しよう
  ・年に1度の「洛陽展」開催
  ・ボウ(亡におおざと)山の緑化に協力
  ・相互訪問の拡大
  ・語学研修団

2.SARS(重症急性呼吸器症候群)の影響について
①研修生の帰国
②航空路線の休便、撤退
③相互往来の中断(観光、ビジネス、留学)訪中、訪日とも
④風評に要注意(留学生は大丈夫か?輸入中国製品は?手紙は?等)

3.協会活動の強化について
(1)活動
 ①NPO法人認証(5月下旬)
 ②「NPO日中」設立記念の行事、例えば「日中文化講座」等
 ③日中友好文庫整備
(2)組織
 ①会員拡大、1人1会員増やそう、拡げよう友好の輪!
 ②理事会機能強化(プロジェクトごとの担当理事)
 ③事務局
 ④財政の健全化
4.その他
 岡山市・洛陽市公共機関同士の友好都市関係が凍結されたことは、まことに遺憾で残念である。郷土の先達が築いてきた22年間の友好関係が調印式のパフォーマンスで瞬時に崩れ去ろうとは!
 このような状況を受けて、民間団体である協会の友好交流活動は一層重要性を増してきた。国交回復3原則を深く理解した上で、更に交流を進めなければならないなという思いが、理事会のあとで沸々と湧いてきた。(岡本拓雄)
今年はきれいに咲きました
新見市千屋中国牡丹園
私と岡山(27)                          岡山市国際課研修生 魏 莉娟
岡山は花が多く人情も厚い 美しい街ですね
SARS対策援助を頂いて感謝致します

―今回どのようなルートで来日されたのですか?
魏:日中間のJETプログラム(注1)という研修生受入事業で全国57名の研修生として選ばれ、岡山市国際課で1年間研修させていただくことになりました。

―岡山は初めてですか?その印象は?
魏:1988年に初めて両備バスで1ヶ月間ガイド研修として岡山に来ました。その後、訪日団の通訳や随行で何回か訪れています。岡山は花が多く美しい街で、とても住みやすい所ですね。以前来岡した時は、いつも晴れていて本当に「晴れの国」だと実感しましたが、今は季節的なものなのか雨が多くて少しビックリです。

―岡山にはご友人も多いそうですが。
魏:洛陽では洛陽国際友好交流センターに勤務していて、主に通訳かガイドの仕事をしていましたから、岡山からのお客様も大勢案内しました。その関係で岡山にもたくさん友人がいて、あちこち岡山を案内していただいています。先日は農村のお祭りに連れて行ってもらい、お年寄りが歌ったり踊ったりするのがとても興味深かったです。またいろんな方々から日用品をいただいたり、仕事面でも分からないことや慣れないパソコンも国際課の方々に教えていただいたり、皆さんに親切にして頂いていますから、ホームシックにもなっていません。

―ご家族は何人ですか。
魏:夫と12才の娘がいます。娘は今度中学進学で、丁度今日が受験日なんです。家に近く洛陽では有名な中学を受験していて、心配しています。また夫にメールや電話で結果を聞きます。

―中国の新型肺炎(SARS)も心配ですね。
魏:そうです。でも現在洛陽では感染者はいませんし、政府が感染予防に力をいれています。他都市からの車や列車には消毒をしたり、乗客には体温測定をしたり、帰省した人は20日間自宅待機などの措置が行われています。今回、協会の方から洛陽へたくさんのSARS対策援助をいただいて、洛陽市民として心から感謝致します。これからも協会には多くの市民間の相互訪問や交流などの手助けをしていただいて、それぞれ市民同士の理解と友好を深めてほしいと思います。

―岡山滞在中にしてみたいことは?
魏:仕事を通じて多くの岡山の人たちと交流したいですね。交流を通じて、日本語はもちろん、日本の文化・歴史などを学びたいです。華道もぜひ機会があれば習いたいですし、いろんな分野の人と交流してみたいです。日本料理も覚えて帰って、自分の家族や同僚に食べさせてあげたいと思います。
(5月26日協会にて:文責 西上普美)

(注1)JETプログラムは「語学指導等を行う外国青年招致事業」の略称で、諸外国と日本の相互理解と地域の国際化推進を目的としている。

董宏猷さん協会を表敬訪問
 武漢からの客董宏猷さんを岡山空港に迎えたのは4月15日だった。新型肺炎SARS(非典型肺炎を略して"非典"と中国では呼ばれている)が騒がれはじめたころで、一応気にしながら対応したが、武漢―上海―岡山という経路は何の支障もなく、マスクひとつ見かけることなく受け入れた。初めての来日なので、まず中国には皆無の海上連絡橋「瀬戸大橋」へ案内した。

 招聘した張本人が私で、招聘状をわが友好協会会長から出して頂いた関係上まず岡山から入国してもらったのだ。

 そして、岡山では後楽園と郭沫若さんゆかりの旧第六高等学校(現朝日高校)を参観してもらった。

右:董宏猷さん
左:片岡会長
 また後楽館高校の生徒たちに、「夢」をテーマにして、中国児童文学を語ってもらい、話が山口百恵、浜崎あゆみにまで及んだので大いに関心を呼び、同席された先生方にも好評だった。

 東京でも宿は予め用意した「後楽賓館」。この偶然の符合が、すべて范仲淹(范曽氏の祖先)の「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」(岳陽楼記)に基づいた名称だと説明すると、董さんは成るほどと大いに納得してくれた。

 日中児童文学美術大会での講演は、自分の作品を中心に、得意とする「夢」を語って、集まった会員たちに感銘を与えて好評だった。

 好奇心の強いことは人後に落ちぬと自称するだけに、上野公園、浅草寺、神田の古本屋街、さらに横浜中華街にまで足を伸ばし、概ね事前に計画した予定をこなして成田から送り出して、1週間の日本滞在を締めくくったが、上京の途中、出来たらと望んだ富士山の撮影が叶えられたことは奇跡的といってもいいくらいの幸運。静岡でひかり(光)を途中下車、こだま(回音)に乗り換えて新富士駅のホームを端から端まで汗を流して走り回って撮影。どんな富士山の姿がキャッチ出来たのか私も楽しみだ。

 帰国の前日、留守宅へ電話して奥さんに、「上海へ着いたら先ずマスク(口罩)を買いなさい」と命令されたと、笑いながらの帰国だったが、それまで何もなかった武漢市に疑似患者が出たとやら。しばらくは外出禁止との通達があった由。こちらで無事を祈っている私である。(協会理事 家野四郎)

中国養成法の研究―岳陽医院を訪問して―          岡山理科大学教授 太田 正和
 中国養成法研修会に参加して4日目に、私達一行は上海中医薬大学附属岳陽医院を訪問した。1976年創立、ベッド数523、医師他従業員800人、1日の来患者数約1,500人を数える東洋医学と西洋医学を併設した日本では類をみない総合病院である。

 私達は西洋医学的診療内容は別にして、中医学診療である推拿、鍼(針)灸、薬草の分野を見学、また治療体験をおこなった。健康生活の一方での基本ともいえる薬膳料理は時間の関係で当医院では経験できなかったが、成都において充分に賞味することにした。先ず最初の病室には脳梗塞・男56才、脳溢血・女66才、足関節炎・女65才の3人の患者がベッド上で仰臥姿勢で、各々足股部に針灸治療を中心に受療していた。医師と患者にインタビューをしたら順調に回復しているとのこと。特に患者が3人共にこやかな表情で答えてくれたのが大変印象的であった。

 その病室を出ると対面に、内科、腎内科、「血透室」の標示札が目につく、透析治療室である。日本製の透析機器とのこと、CT、MRI、ICU等の標示札も目につく。廊下を隔てたところに推拿科(1)…(2)…(3)…(4)の標示札があり、日本の病院でも見られるように大勢の患者が待合室に待機していた。

 一つの病室には幼児の眼治療(斜視関係)に針とか推拿法が当てられていたのには驚きであった。医師からの説明ではやはり経穴、経路を中心としたもので精神的、心理面からの治療指導も重要な要素となっているようだ。

 私自信は腰部に針灸治療を体験させてもらった。日本でも施術を受けた経験上大体の感じは分かっていたが、それ以上に腰深部の神経をチクリと刺激ししびれ痛みが走った後は快い刺激痛が持続し、後半はお灸との併用でだんだん暖まり、最後には"熱い"という感じでフィニッシュを迎えた。その後患部に真空吸盤を吸着させ、静脈血を吸い上げ皮膚表面層に鬱血を見たところで約30分間の治療が終わり、患部の軽快感と全身に爽快感を満たすことの体験を得た。

 中薬の部の見学も圧巻であった。乾燥させた多種類の薬草、集積台の上には爬虫類を始め、これも乾燥させた多種類の小動物の山積したものが分配されてあり、それらが原料で粉状加工したものもあり、処方箋によってそれらを調合する薬剤師の方々もけっこう大勢で多忙をきわめていた。説明によると、日本にも紹介されているお馴染みの薬草、小動物等々、大自然からの贈りものといった、これが人類の遺産としての漢方薬なのだろうか、私はそこに大自然下での人間が受ける恩恵とその融合を感動でとらえさせていただいた次第である。

 診療、治療を終えた患者たちは日本の病院でもお馴染みの最終段階では薬を受けることになるが、「中薬房」、「西薬房」と標示札があり、二区別の薬を受けとる窓口があるのは日本の病院では見られない光景ではなかろうか。

 東洋医学では「養生」ということを重視している。養生は自然に順応した生活の追求でもあろう。自然に順応した生活を送ることは疾病予防、老化防止、健康増進に役立つというのが東洋医学の考え方であり、病気の原因を取り除くを重視し、抗生物質とか外科的手術といった強力な武器をもって病気を制圧するのが西洋医学で、これに対してもう少しつけ加えるならば病人を精神や肉体をふくめた全体としてとらえる「からだと心にやさしい医療」で、人間の体が本来もっている自然治癒力、抵抗力、生命力などと表現されている人間の回復力の獲得を重視するのが東洋医学であり、この両者は基本的なところが異なっている。

 しかし人間の真の健康を求めようとするならば、この両者の追求はますます重要であると同時にその融合こそ最も大切で、その相乗効果を重視すべきではなかろうか。私は今回中医・岳陽医院を訪問し、東西両医学の融合を特色とした診療内容を見学、一部体験し、今迄にないもの・両者の長所欠点を相補するといったものを感じとった。もう21世紀に向けて動き出している"真の健康とは何か"を考えるよすがにすることの確認を得た次第である。

平成13年4月5日(太田正和)発行「大学体育養生学研究にみる中国訪問の意義」より抜粋

岳陽病院正門 岳陽病院生薬調合室 乾燥した小動物 漢方原材料卸市場
上海中医大附属
岳陽病院の正門
岳陽病院の生薬調合室
乾燥した小動物
(ムカデ、サソリ等の姿も見える)
いろいろの漢方薬の原材料
(卸市場)

ちょっとチャット(19) 日中友好を想う                   協会監事 萱野 哲朗
 ここ数年確かなものは何もない、と思わされることが続いているように思います。かいわれ汚染、狂牛病、雪印、超優良企業の倒産、リストラ、大手銀行の破綻などあげたらきりがありません。SARS騒ぎで協会もしばらく大変だなと思っていたところへ追い打ちをかけるような洛陽市との友好都市凍結のニュース。20年以上築かれてきたものが何故?まさかというのが率直な気持ちです。不良会員である私が思うのでありますから締結以前から一生懸命努力されてこられた方々はさぞ落胆されたのではないかと思います。岡崎嘉平太氏、岡崎平夫元市長さんなど友好締結のために尽力された関係者の方々になんと申し開きするのか。

 凍結されたからといってどうってことない。友好関係がなくなるわけじゃない。たいしたことじゃないと思う人もいるでしょう。でも夫婦関係でいえば罪意識のない夫の裏切りで妻が怒って離縁したようなものです。妻の気持ちは知ってか知らずか。親はよくても子は困ります。親が喧嘩してれば子供どうし遠慮なく会うことはできません。洛陽市、新竹市どちらとも仲良くしたらいいんじゃないかとも思います。でも洛陽市にとっては譲れないことがあります。新竹ガンバレと言っている人がいるかもしれません。放置すれば状況は悪くなるのではないかと心配です。

 過去の歴史から考えて日中関係は特別です。日本は戦前、軍事政権下とはいえ中国の多くの人々を人間以下にしか扱わなかった。戦争に負けて中国にどんな報復を受けてもしかたがないところを個人的恨みは忘れないが人間尊重の精神から日本の人々を許し、賠償金も取らなかった中国を書物や映画などで若い頃知り、感動し、すごい国だという印象を持ったのを覚えています。

 最近の世論調査では中国で日本に親しみを感じない人は63%もいて主な理由は歴史認識に欠けているからだということだそうです。よりによって岡山が原因で数値が増えるのではないかと思うと本当に残念です。

 原因はどうであれ、友好凍結は事実です。互いの立場から考えて当分の間、解除はないように思えてなりません。どうしたら元へもどれるのかわかりませんが、黙っていたら不信感が募るのは確かです。親が黙っているなら子が代わって言えばと思うところです。その意味で、協会の役割に期待しています。

日中友好ボーリング大会
 恒例の日中友好ボーリング大会が下記に依り開催される。今年は9回目の大会である。友好第一!比賽第二!のスローガンの下、年齢、性別、経験の有無を問わない誰でも参加できる。勿論、協会会員以外でも参加できる気楽な大会である。今年も両備ボウルの協力で、シューズ代無料の上、2ゲーム楽しんで600円、表彰式を兼ねた親睦会もある。
日時 6月28日(土) 14時~16時
集合 13時30分(時間厳守) 遅れた場合は参加できない
場所 両備ボウル(当日、直接行く)  桑田町13-13  TEL 231-6215
参加料 600円(2ゲームと親睦会) 当日受付
申込 岡山市日中友好協会 TEL 225-5068
予定人員 中国人20名 日本人20名
申込期間

6月20日まで

会員消息
【お悔み】
中村薫さん(国府市場)

【人事】
永山久也さんが協会の副会長を辞任。

活動日誌
4/15 会報160号発行
4/15 董宏猷氏(武漢作家協会副主席)表敬訪問
5/9 第2回理事会
5/10 中国三誌友の会、第119回定例会
5/21

高島屋中国展後援

NPO認証受ける!
 2月17日に申請していたNPO(非営利活動法人)岡山市日中友好協会は、この5月30日に認証を受け、岡山県知事名の認証書が手渡された。今後は、法務局への登記を済ませ、正式にNPO日中が発足する。詳細は次号に。

先憂後楽
 新型肺炎(SARS)を中国では非典と略しているが、『打響非典狙撃戦』(SARSの攻撃を阻止する戦い)と位置付け、省・市・区・県、そして郷鎮や街道居民委員会などの末端組織にいたるまで、徹底したチェック体制をしいている。農村への幹線道路、駅、空港、バスターミナル、そして職場、学校、など各単位での体温検査と疑わしきは隔離政策を実施している。幹部は農村部へ行き指導にあたっているという。

 6月2日現在で、中国での新たな感染者が2人だけになり、未曾有の病魔は確実に収束に向っている。だが、まだカナダや台湾で感染拡大が続いており、安全宣言まで今しばらく時間を要するだろう。

 風評被害が出ているのも事実だ。台湾医師の不用意な旅行のために関西方面の旅館などが大打撃を受けた。すでに帰国後1週間以上経過しているのにアルコールで消毒する姿がテレビで映され、修学旅行などがキャンセルされた。各地で研修生の来日も中止になり、日本語就学生の訪日も危ぶまれている県があるという。

 また、留学生や就学生など、日本に住んでいる人々に疑惑の目を向けたり中国物産も危ないのでは、という感情は行き過ぎであり、正していかないといけない。

 WHOと外務省の安全宣言の後、正確な情報と知識により、この風評被害をなくしていく努力も必要になってくるだろう。(松)

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入門クラス
毎週月曜日6時半~8時
初心者を対象にして、簡単な日常会話から、発音を学び、中国語の基礎を養う。
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1~2年程度の学習経験者を対象にして、正しい発音で日常会話の練習をする。
中級クラス 毎週木・金曜日6時半~8時
2~3年程度の学習経験者を対象にして、文章読解、会話等の応用力を高める。
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