岡山市と洛陽市の友好都市締結44周年を記念した岡山市民友好訪問団が、4月22日から同26日の日程で洛陽市と上海を訪問した。 訪問団は、岡山市日中友好協会の土井章弘会長を団長とする10名と、岡山市から中原健一副市長を団長とする岡山市公式訪問団、それに松田安義岡山市洛陽市友好都市議員連盟会長をはじめとする岡山市議会議員も参加し、総勢は21名。 一行は、22日岡山空港を出発、上海経由で23日洛陽入り。洛陽市の歓迎の花束贈呈を受け市内に向かった。洛陽市人民政府を表敬訪問、歓迎夕食会に臨んだ。訪問団は現地ではそれぞれの団体ごとに分かれて、友好交流を深めた。発掘調査が進められている夏王朝二里頭遺跡博物館や三蔵法師の故居も見学した。 また、岡山市日中友好協会の訪問団は、上海で25日、「1927魯迅与内山完造書局」や周恩来公館跡地を訪問、上海市人民対外友好協会と会見、歓迎夕食会で交流した。 会見では、新しく就任した宿琳副会長をはじめ魯迅記念館の館長、中共一大記念館の周崢副館長、唐為紅アジアアフリカ処長らが同席。 宿琳副会長は、歓迎の挨拶の中で「長年にわたり上海市友協と岡山市友協は教育、人文、民政、青少年等の分野で卓越した効果のある交流を行ってきた。岡山は内山完造氏や岡崎嘉平太氏等友好人士を輩出しており、特に本年は内山完造生誕140周年に当たる。上海市友協は岡山市友協とともに関連するテーマで記念行事を丁寧に企画し、先人たちの優れた伝統を継承し、両地間の文化交流を継続的に推進していきたい」と力を込めた。 土井章弘会長もこれに応えて「上海市とは長年にわたり深く内容ある交流の歴史を有しており、本年の内山完造生誕140周年事業に際しては、現在、内山完造関連資料の収集・整理続けており、上海市友協の協力のもと、テーマに沿った記念事業を是非とも成功させたい」と意欲を見せた。