岡山と中国  設立30周年
2011年2月
平成23年2月
  207号

発行人 片山浩子
編集人 松井三平
  協会設立30周年記念
         総会・講演会,互礼会も盛況
 
                新会長に片山浩子氏
 
  設立30周年を記念した岡山市日中友好協会の2011年度(平成23年度)定期総会と、記念講演会、新春互礼会が、2月5日、岡山市北区駅元町の岡山全日空ホテルで賑やかに開かれた。
設立30周年記念となった2011年度定期総会

  役員改選では、片山浩子会長代行を新会長に選出。記念講演では、大阪府日中友好協会会長の谷井昭雄氏が話した。中国・大阪総領事館と洛陽市からお祝いのメッセージも届けられた。互礼会には江田五月法相、逢沢一郎衆院議員ら来賓も含め約110人が出席、永年会員表彰や箏演奏もあり、次の周年に向けての決意をあらたにした。 

  定期総会は午前10時から開かれた。物故者への黙祷の後、赤木宣雄理事を議長に選び議事に入り、松井三平事務局長が(理事)提案理由を説明。 2010年度事業・収支報告では「尖閣問題をはじめ日中間には軋轢が多く起こり、民間友好団体としての意義が問われた一年だった」とした上で、医療訪日団の受け入れや青海省地震支援など意義ある活動ができたと報告。
  監査報告は高渕宣雄監事が行い、いずれも報告通り承認された。

  この後、任期満了に伴う役員改選が行われ、片岡和男会長に代わる第5代の新会長に、片山浩子会長代行を、副会長には新たに土井章弘理事を選任した。
  片岡前会長は顧問となった。

  2011年度の事業計画・収支予算については、松井事務局長が「まず30周年記念事業を成功させたい。日中医療交流と積極的に取り組み、また、会員増加を図り協会活動を活性化。全県的な日中友好運動の“要”になって行きたい」と活動方針を説明。

  収支予算も含め提案通り承認された。
  最後に片山会長が「楽しく有意義な会になるようご協力をお願いします」と呼び掛け、閉会した。
 
来賓の皆さん     =敬称略、順不同= 
  江田五月(法務大臣、日中友好会館会長),逢沢一郎(衆院議員),姫井由美子(参院議員)
  谷井昭雄(大阪府日中友好協会会長)
  井尻昭夫(岡山商科大学学長),赤木忠厚(山陽学園大学学長)
  永島旭(中国銀行頭取),横林光司(トマト銀行常務),松田正己(山陽新聞社取締役編集局長)
  岡崎豊(岡山県議会議長),磯野昌郎(岡山市議、岡山市洛陽市友好都市議員連盟会長),楠木忠司(同、同顧問),若井たつ子(同、同幹事長)
  森崎岩之助(岡山県日中懇話会会長),岡田浩明(岡山県日中教育交流協議会会長), 趙子磊(岡山県中国人留学生連誼会会長)
 
祝 辞     鄭 祥林  (中国駐大阪総領事) 
鄭 祥林
(中国駐大阪総領事)
 
  岡山市日中友好協会の設立30周年に際し、中国駐大阪総領事館を代表し、心からお喜び申し上げます。

  岡山市日中友好協会は設立して以来、長期にわたり、豊富多彩な友好交流活動を続けてこられ、中日の民間友好を推進し、両国国民の相互理解と友好感情を増進させるため、積極的な貢献をなされてきました。

  ここに片山浩子会長及び会員の皆様に謹んで敬意を表します。 

  
就任の決意  
      先輩の皆さまに感謝  楽しく有意義な会に
                            会長 片山浩子
 
  新役員を代表いたしましてひとことご挨拶を申し上げます。
  今年は設立30周年という記念すべき年でございます。まずは30年という長い間、岡山市日中友好協会を支え育て発展させてくださいました多くの先輩の皆様方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

  そして縁あってこれからの2年間、会長をおおせつかりましたが、私一人では力不足でございます。
  日本のサッカーチームのようにチームワークで、皆さんのお力をお借りして会の運営に当たりたいと思っております。

  当協会設立の精神でもあります「内山完造先生の内山精神、岡崎嘉平太先生の岡崎精神を持ち民間として中国との友好交流を地道に続けていく」ことを目的として、役員一同一生懸命務めたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 昨年度の事業報告にもありますように協会の活動は多岐にわたり多様な広がりを持つようになりました。

  皆様とともにひとつひとつの芽を大事に育て、皆様方にとって楽しく有意義な会になりますようにご協力のほど重ねてお願い申し上げます。 
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谷井氏講演に200人聴講
       永年功労4団体13個人表彰
               華やかに記念互礼会、決意新た
 
  記念講演会は午前11時から行われた。講師は、大阪府日中友好協会会長で、日中経済貿易センター会長も務める谷井昭雄氏。
  演題は「中国との経済交流と日中友好の展望」。今こそ、日中友好が何より必要だという原点を忘れてはならないと、熱く訴えた。

  谷井氏は、元松下電器産業㈱社長で、現在はパナソニック特別顧問。以前、岡山事業所での勤務経験があり、岡山経済界との馴染みは深い。
  この日も日中関係者の他、岡山経済界関係者の姿も多く、聴講者は約200人と予定を越える盛況だった。

  創立30周年を記念した新春互礼会は、午後0時45分から、来賓や会員ら約110人が参加して華やかに開かれた。
  片山会長が「今年も引き続き、民間として中国との友好交流を地道に続けて行きたい。そして中国は今、全国民がお正月を楽しんでいると思います。私たちも負けずに楽しいひと時を過ごしましょう」と開会の挨拶。

  永年会員の表彰では、法人4団体、個人13人を表彰。片山会長から受賞者代表の永島旭氏(中国銀行頭取)に感謝状と記念品が贈られた。
  来賓挨拶で江田氏は民間交流の必要性を強調した。

  前回同様、イベントとして登場したのは、箏のデュエット「心花」さんによるミニ演奏会。
  この日は、洛陽の牡丹をイメージして創作したという新曲「華咲く日に」を披露。また、日本の曲「さくら」を箏にアレンジしたオリジナル曲も演奏、盛んに拍手を受けていた。

  懇親会は森崎岩之助県日中懇話会会長(参与)の発声で乾杯、和やかに懇談した。会場ではお楽しみ抽選会や会員協力によるバザーなども行われ盛り上がった。

谷井氏講演要旨 
熱気あふれた谷井氏の講演
 
  日中友好に尽くした岡崎嘉平太氏は、ここ岡山の出身である。岡崎氏らの「日中友好が何より必要だ」との強い意志、つまり民間の強い意志が日中の国交正常化を実現した。

  30年前、私は岡山工場でビデオの製造を担当していたこともあって、中国に初めてビデオの説明にでかけた。   その時の中国の若い人の目が印象的だった。お互い一つの目標に向かって力を合わせていくとの気持ちである。
  幸い事業はうまく行った。それは人と人との信頼関係があったからだと思う。

  国と国との間にはいろいろある。しかし一方において国益というか、商売もある。お互いの立場を守りながら、国益を考え、両面の調和を考えるべきだろう。
  アジア、とりわけ中国との関係は、好き嫌いは別にして、日本に取って重要である。中国にとっても同じである。これからの日本にとって、中国の発展をどう日本の発展に取り込んでいくか、どう日本の発展に利用していくかが大きな課題と思う。

  それには日本人がもっと国際化しないといけない。世界の動きに遅れてはならない。最近、残念ながら日本は“内向き”になってきている。
  今こそ、世界を見ながら日本の強みを再び発揮しないといけない時なのだ。

  日本人は外人と比べると、物の考え方についても差異がある。これをまず自覚すべきだと思う。中国人が変わっているのではない。
  違いを冷静に認め、違いを認めながら共通のものを探す努力だ。積極的に外国と付き合って欲しい。それをしないから思い込みやズレをうむ。

  その努力が一時的であってはダメだ。将来にわたって維持、発展させねばならない。世代にわたっての友好、交流の発展だ。
  創立30周年を迎えられた岡山市日中友好協会も未来にわたって、この運動をどう広げていくかが課題だと思う。若い世代にどう引き継いでいくか、切らさないことだ。
 
30周年永年表彰者     (敬称略、順不同)
表彰を受ける永年会員
 
[法人]                           ㈱中国銀行(永島旭頭取)、㈱トマト銀行(中川隆進社長)、学校法人加計学園(加計孝太郎理事長)五洋工業㈱(田口光代常務)

[個人]
  江田五月、逢沢一郎、黒住宗晴、江草安彦、家野四郎、宮本光研、岡本拓雄、赤木宣雄、河原昭文、笹野佳子、三澤初子、木山資郎、松井三平
 
  
新春互礼会スナップ 
新春互礼会には多くの友人が集った
 
留学生の決意
 

江田氏挨拶

 

逢沢一郎氏

 

  「心花」さんステージ

 

     歓談が続く 


祝賀メッセージ  
     民間交流は中日友好の基礎 
         牡丹咲く4月にお会いしましょう
 
                  洛陽市人民政府市長 郭 洪 昌
  洛陽市と岡山市が友好都市締結30周年の時に、岡山市日中友好協会もまた設立30周年の誕生の時を迎えられました。私は、洛陽市人民政府と洛陽市人民を代表し、貴会設立30周年に対し衷心より祝賀の意を表します。

  30年来、貴会は中日友好関係の発展に尽力され、両市の友好交流のため、大変多くの時間と精力を費やし、私無き貢献をされ、誠心誠意尽くされ、豊富な成果を収めました。あなた方の行為は人々の感動を呼び起こし、果たされた成果は人々の称賛を得ています。

  30年を回顧する時、両市の友好都市交流の過程で、いかなる困難や抵抗に遭っても、貴会は一貫して中日友好の原則を堅持し、終始変わらない中日友好精神を発揚し、多くの有益な仕事をしてこられました。大変素晴らしいことと存じます。

  貴会はまた次の世代の成長に強い関心を寄せられ、教育事業に熱心に取り組まれています。
  洛陽の貧困な農村学校に寄付をして校舎建設を支援するために、協会会員の方々が頻繁に学校を訪問し寄付金や物資を届けられました。
  また、岡山にいる中国留学生の生活と学習にも関心を寄せサポートし、困難な問題を解決されています。

  更に貴会は洛陽の環境保護に関心を寄せられ、洛陽小浪底鎮のために『小渕緑化基金』(日中緑化交流基金のこと)を獲得し、洛陽岡山中日友好林を建立しました。
  そして洛陽の医療事業にも熱心に協力され、洛陽市のために多くの医師看護師を養成し、洛陽の医療水準を高めるために積極的な貢献を果たされました。

  貴会の積極的な努力の下に、両市人民の相互信頼と理解、感情も深まり、民間交流はまさに不断に深化しており、交流分野も絶えず拡大し、両市の政治、経済、文化の各分野にわたる交流が日増しに深まっていることは誠に喜ばしい限りであります。このことは貴会の中日友好における長期のご尽力と不可分であります。

  民間交流は中日友好の基礎です。貴会が、更に一歩民間交流の広さと深さを押し広げ、双方の友好発展のために新たな概念を増やし、新たなエネルギーを注入し、中日友好交流と協力関係のために新たな貢献を果たされることを期待申し上げます。
  ここで、私は僭越ながら洛陽市人民政府と洛陽市人民を代表し、貴会が30年にわたり双方の友好関係の発展のために尽くされたご努力に対し深い敬意と心からの感謝を申し上げます。

  岡山市日中友好協会の健やかなご発展と大いなるご活躍をお祈り申し上げます。会員各位のご健康とご家族のご多幸をお祈りします。
  同時に、今年4月に牡丹の花が咲き誇る時に、洛陽で会長や友人各位にお会いできることを切に願っています。皆様を歓迎いたします。  (訳責 松井三平)
 
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2010年度事業報告
        -医療交流支援や地震義援金募金-
 
Ⅰ 事業実施の概括
  2010年は、協会にとって歴史に残る一年となった。4月の洛陽牡丹祭り参加の協会訪中団で、片岡和男会長に対して、「洛陽市栄誉市民」の授与が洛陽市長より表明され、9月には授賞式が行われた。
  また、日中医療交流が進んだ一年だった。洛陽市から2度の医療交流訪日団を受入れ、12月には岡山から医療視察団が洛陽を訪問。岡大病院と洛陽市中心医院との協定、岡山旭東病院への友好病院称号授与が行われ、今後の日中医療交流に大きな布石となった。
  留学生の支援活動や、青海省の地震義援募金、中山時子先生の浪乗り会実施など、新たな取り組みも始まった。
  ただ、尖閣列島での漁船衝突事件以降、日中関係は急速に冷却化し、訪日観光団の中止や減少、嫌中感の広がりなど、大きな影響が出た。
Ⅱ 事業の実施に関する事項
1.行事活動等
 ① 元留学生程ブンさん骨髄移植支援募金。総領事館の要請を
  受け、会員内外に呼び掛け、募金を展開。総額150万円を届
  ける
 ② 江草安彦氏「中国人民友誼貢献賞」祝う会。岡山県日中懇
  話会、岡山県日中教育交流協議会との共催で実施
 ③ 中山時子先生 中国語特別講座
 ④ 中山時子先生 中国料理マナー教室
 ⑤ 青海省地震支援募金活動。大阪総領事館・張欣副総領事
   へ50万円の募金を手渡す
 ⑥ 山東省在住山崎宏さん(真庭市出身)OHKの取材協力
2.岡山-洛陽友好促進事業
 ① 岡山市日中友好協会訪中団(団長-片岡会長)26名参加。
  西安、洛陽、上海6日間
  ●『心花』・洛陽師範大学音楽学院友好演奏会
  ●牡丹祭に参加
  ●植樹活動(小浪底緑化現場)小浪底中学の生徒ら50名が
  参加
  ●協会支援希望小学校・申窪小学校訪問
 ② 岡山市立後楽館高校中国語教師招聘(魏麗娟さん)
 ③ 「古代吉備国を語る会」共催(洛陽文物局2名招聘)
 ④ 第一次洛陽市医療視察訪日団受入れ。朱其昌洛陽
  市衛生局長を団長に病院長ら  6名が、岡大病院、岡
  山旭東病院、ライフケアーセンターを視察。
 ⑤ 第二次洛陽市医療視察訪日団受入れ。石莉洛陽
  第一中医院長を団長に病院長ら6名が、県精神科セン
  ター、岡山旭東病院、川崎病院を視察。
 ⑥ 孟津県農業視察訪日団受入れ。牛中原孟津県副県
  長を団長とする6名が、県農林水産総合センター、山陽
  町ブドウ農家、國忠さん宅を訪問。
3.中国緑化協力事業
  日中緑化交流基金助成事業第五期 平成21年度『洛陽
 小浪底緑化協力事業』600万円
 ① 植樹訪中団(協会牡丹祭り参加訪中団)地元住民、
  高校生と協力
 ② 専門家派遣〔國忠征美氏〕
 ③ 第六期日中緑化交流基金助成600万円決定 30㌶
4.中国人留学生交流・支援活動
 ① 留学生支援C設置
 ② 李寧さん支援活動
 ③ 中国人留学生学友会春節会・新入生歓迎会。70名の
  留学生参加。
5.他都市活動
 河南省信陽市獅河区訪日団歓迎会。田口光代一家。
6.中国語センター
 ① 会話教室運営。中国語通訳・翻訳サービス(入門4名、
  初級4名、中級13名、上級4名、個人2名)
 ② 中山時子先生 岡山浪乗り会(第一・三水曜日)
 ③ 中国語能力検定試験実施(受験者376名)
7.人民中国普及
 ① 『人民中国』普及拡大
 ② 中国三誌友の会活動
8.組織広報活動
 ① 総会開催、互礼会開催、「心花」さん特別演奏会、バ
  ザー、抽選会など開催
 ② 理事会開催(6回)
 ③ 会報「岡山と中国」の発刊(年6回)
 ④ 会員拡大活動
  新規入会者
   一般会員   22名
   賛助会員    0名
  退会者
   一般会員   14名
   賛助会員    0名
  現在会員数
   一般会員  213名
   賛助会員   14名 

2011年度事業計画 
        -30周年事業や医療交流促進-
 
Ⅰ 事業実施方針の柱
 1.岡山市日中友好協会設立30周年記念事業を成功させよ
   う!
 2.岡山市・洛陽市友好都市締結30周年記念事業を成功させ
  よう!
 3.日中医療交流を促進しよう!
 4.岡山県下の日中友好活動団体個人との連携を深め、民間
  交流の基盤を強化しよう!
 5.活動を通じて会員を拡大し、協会を活性化しよう!
Ⅱ 事業の実施に関する事項
1.行事活動
 ① 岡山市日中友好協会設立30周年記念諸活動推進
  ●洛陽牡丹千本普及
  ●30年記念誌発行
  ●募金活動
 ② 日中友好公開講座
 ③ 日中交流関連の活動
2.岡山-洛陽友好促進事業
 ① 岡山市日中友好協会友好訪中団(洛陽牡丹祭り参加)交流
   活動
 ② 岡山市洛陽市友好都市30周年委員会協力
 ③ 岡山市立岡山後楽館高等学校中国語講師招聘
 ④ 経済・教育・文化・スポーツ・医療福祉など多方面の交流
3.中国緑化協力事業
  日中緑化交流基金助成事業 洛陽小浪底緑化協力事業
 ① 第六期洛陽小浪底緑化協力事業(本プロジェクト最終年)
   30㌶
 ② 植樹訪問団企画(協会訪中団)
 ③ 日中友好桃園の育成(技術指導、関係者の視察団招聘)
4.各都市との交流
 ① 上海市との交流(教育交流促進)
 ② 大連市との交流(経済、教育の交流支援)
 ③ 江西省との交流
 ④ その他都市間交流協力
  ●河南省信陽市●河区と新見市との交流協力
  ●江蘇省淮安市と吉備中央町の交流支援
  ●山東省済南市、曲阜市との交流など
5.教育交流促進
  岡山県日中教育交流協議会活動との協働
6.中国人留学生支援センター支援活動ネットワーク強化
 ① 留学生との懇談会開催
 ② 就職アルバイト支援活動。県内企業との連携
7.組織強化活動
 ① 専門委員会・センターの設置(日中医療促進、中国人留学
   生支援、中国語、組織、広報等)
 ② 会報「岡山と中国」の発刊 年六回
 ③ 会員目標(一般会員300人 賛助会員20団体)
 ④ ホームページ更新(専任を委嘱する)
 ⑤ 組織連携(県下の日中友好団体連絡連携強化)
 ⑥ 財政健全化活動
8.中国語センター
 ① 通訳翻訳サービス、中国語講座の継続
 ② 中国語検定試験実施(日本中国語検定協会の委託事業)
 ③ 中山時子先生「浪乗り会」及び特別講座の継続
9.「人民中国」普及
 ① 「人民中国」普及活動。学校への普及
 ② 中国三誌友の会の活動支援 

「特定非営利活動に係る事業」  
          特定非営利活動法人 岡山市日中友好協会 
                              会計収支報告書
 (平成22年1月1日 
~平成22年12月31日)
 会計収支予算書
(平成23年1月1日  
~平成23年12月31日)
 科    目 実 績 額  予 算 額  増 △
減 ▲
予算 額   前年
実績額
増  △
減  ▲ 
 Ⅰ 収入の部            
1 会費収入             
   一般会費  1,320,500  1,500,000  ▲179,500 1,500,000  1,320,500  △179,500 
   賛助会費  785,000 840,000  ▲55,000 840,000  785,000  △55,000 
    小 計  2,105,500  2,340,000  ▲234,500 2,340,000  2,105,500 △234,500 
 2 活動収入            
   行事等
    収入
2,565,750  1,800,000  △765,750  2,500,000  2,565,750  ▲65,750 
   広告収入 308,821  400,000  ▲91,179  400,000  308,821  △91,179 
   受託事業
    収入
6,000,000  6,000,000  △0  6,000,000  6,000,000  △0 
   人民中国
    収入
128,000  110,000  △18,000  130,000  128,000  △2,000 
   中国語セン
   ター収入
2,143,395  2,000,000  △143,395 2,200,000  2,143,395  △56,605 
   その他収入 10,000  10,000  ▲90,000  10,000  ▲10,000
    小 計 11,155,966  10,410,000  △745,966  11,230,000  11,155,966  △74,034 
 3 そ の 他            
   寄付金 64,000  300,000  ▲236,000  100,000  64,000  △36,000 
   雑収入 276,688  500,000  ▲223,312  200,000  276,688  ▲76,688 
   小 計 340,688  800,000  ▲459,312 300,0000  340,688  ▲40,688 
 当期収入
 合計 (A)
13,602,154  13,550,000  △52,154  13,870,000  13,602,154  △267,846 
 前期繰越額 3,210,006  2,567,949  △642,057  3,561,734  3,210,006  △351,728 
 当期収入
 総合計(B)
16,812,160 16,117,949  △694,211  17,431,734  16,812,160  △619,574
 Ⅱ 支出の部            
 1 一般
    管理費
           
   家賃 1,116,000 1,146,000  ▲30,000  1,116,000  1,116,000  △0 
   水道
    光熱費
90,850  95,000  ▲4,150  95,000  90,850  △4,150
   人件費 1,026,342  1,400,000  ▲373,658  1,200,000  1,026,342  △173,658 
   通信費 234,407  280,000  ▲45,593  280,000  234,407  △45,593 
   事務
    用品費
418,052  360,000  △58,052  420,000  418,052  △1,948 
   旅費
    交通費
77,120  120,000  ▲42,880  100,000  77,120  △22,880 
   租税公課 △0  △0 
   回収不能
  会費
47,000  △47,000  47,000  ▲47,000 
   雑費 90,453  50,000  △40,453  50,000  90,453  ▲40,453 
    小 計 3,100,224 3,451,000  ▲350,776  3,261,000  3,100,224  △160,776 
 2 活動費            
   活動費 342,250  180,000  △162,250  360,000  342,250  △17,750 
   機関誌
   発行費
616,270  610,000  △6,270 620,000  616,270  △3,730 
   行事等
   開催費
2,123,485  1,200,000  △923,485  2,200,000  2,123,485  △76,515 
   交流費 58,785  50,000  △8,785  100,000  58,785  △41,215
   受託
    事業費
6,013,178  6,000,000  △13,178  6,000,000  6,013,178  ▲13,178 
   人民中国
   支払
45,000  60,000  ▲15,000  60,000  45,000  △15,000 
   中国語セン
   ター支払
951,234  1,200,000  ▲248,766  960,000  951,234  △8,766 
    小 計 10,150,202  9,300,000  △850,202  10,300,000  10,150,202  △149,798 
 3 予 備 費 △0  △0 
 当期支出
 合計(C)
13,250,426  12,751,000  △499,426  13,561,000  13,250,426  △310,574 
 当期収支
 差額(A)-(C)
351,728  799,000 ▲447,272  309,000  351,728  ▲42,728
 次期繰越収支
 差額(B)-(C)

3,561,734  3,366,949   △194,785  3,870,734  3,561,734  △309,000 
 
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《洛陽市教育視察団6氏来岡》
        中央小、外語学院など訪問
                協会主催の歓迎パーティーも
 
友好協会主催の歓迎会
 
  劉雪娟洛陽市教育局副局長を団長とし、蔡志外事弁公室副主任を秘書長とする訪日団六名が2月16日、上海岡山定期便で到着した。 
  一行は、岡山市の招聘により、岡山市長表敬訪問や岡山市立中央小学校・中学校、岡山外語学院などを訪問し視察した。17日夜には岡山市日中友好協会主催の歓迎会に臨み、友好を深めた。

  歓迎会には、片山新会長をはじめ、土井副会長、昨年末に洛陽を訪問した森田岡大病院院長、溝渕准教授、それに今春洛陽市と精神科医療分野での交流を予定している岡山県精神科医療センターの中島理事長ら総勢14名が参加し、神道山の大元鍋を楽しみながら遠来の客をもてなした。

  席上、劉団長は岡山市と洛陽市が友好都市30周年の間、民間交流の中心的役割を果たした協会の役割が大きいと評価し、今後は教育分野の交流についても教育局と力を合わせて大いに発展させましょうと力強く挨拶した。
  一行は、18日に岡山を離れ、京都奈良、東京見学の後、次の訪問地、韓国釜山へ向かった。

 
4月に洛陽市訪問団
   岡山空港発着   8~12日 5日間
                    牡丹祭りにあわせ交流
 
  岡山市日中友好協会では4月に協会設立30周年と岡山洛陽友好都市締結30周年を記念した友好訪問団を洛陽市に派遣する。

  これは、協会設立30周年記念事業の一環として行うもので、ちょうど4月10日から洛陽で開かれる牡丹祭りにあわせて訪問する。
  洛陽では、洛陽市政府や人民対外友好協会と交流、世界文化遺産の龍門石窟や白馬寺等も訪れる。

  日程は、4月8日に岡山空港を出発、上海経由で洛陽入り。9日に龍門石窟や白園(白楽天の墓地)を見学、植樹ボランティアに参加する。
  10日には牡丹祭り開幕式に出席、華麗なショーを見学。協会が協力して建立した希望小学校も参観する。

  11日には白馬寺訪問し合同平和祈念活動、12日に上海経由で帰国する。
  募集定員は30名、応募締め切りは3月1日だが、定員になり次第締め切り。問い合わせは協会事務局まで。
 
日中教育交流発表会    高校生や教師ら報告 
  岡山県日中教育交流協議会(岡田浩明会長)主催の「日中教育交流発表会」が2月19日に岡山市北区伊島町の県生涯学習センターで開かれた。

  この日は、協会会長で岡山外語学院学院長の片山浩子氏が基調講演。交流発表では、 早島小学校と吉備中央町大和中学校の父兄や教師が交流の成果を報告。大連一中と交流した高校生の発表もあった。

  会場には参加した高校生や父兄、教師、中国人留学生など60人が出席、熱心に交流の状況を聞き入っていた。
 
会員消息
【入会】
 ナカシマホールディングス株式会社
 オージー技研株式会社
 株式会社山陽新聞社
 西井 隆之さん(倉敷市)
 多田 彰利さん(岡山市)
 谷本  愛さん(岡山市)
 下村かほりさん(岡山市)
 橋本 省吾さん(岡山市)
 根岸 宏行さん(岡山市)

活動日誌
 1/16…公明党新年会参加(事務局長)
 1/20…協会理事会・総会最終打合せ
 1/29…牡丹苗打合せ訪問(久米南町、國忠さん)
 1/21…佐藤安男さん「洛陽絵画展」マリアンホール
 2/2…中国銀行永島頭取会見
 2/5…協会三十周年記念総会、講演会、互礼会
      (岡山全日空ホテル)
 2/16…洛陽市教育視察団来岡(岡山市招聘)協会主催歓迎会
      (17日神道山)
 2/19…日中教育交流発表会
      (日中教育交流協議会主催、生涯学習センター)

先憂後楽
  昨年末から30周年記念の総会、講演会、互礼会の開催に向けて集中した取り組みをしてきた。特に谷井昭雄氏の講演の取り組みの課程では大きな成果があった。パナソニックグループを始め、岡山県下の経済団体や有力企業トップへの協力要請を積極的におこなった。協会理事も積極的に働きかけた。結果、当日は予想をはるかに上回る200人超の参加者を得ることができた。また勧誘活動の中で有力企業2社が賛助会員として入会いただき、良い新春のスタートをきれた。

  日中両国は昨年秋より尖閣諸島の問題で冷却化したまま大きな進展が見られないが、経済的な結びつきは変化ないどころか、もはや一蓮托生の関係は日に日に強まっている。
  このような中で協会は役割を果たせるのか?そんな考えもあった中で、「経済と友好」の両面にかかわっておられる谷井氏の講演は、時宜を得、示唆に富むものとなり、勇気を与えていただいた。

  協会への提言もいただいた。これまでの30年を踏まえ、いかにこれからの活動を展開していくかが問題。大阪との連携、青少年交流拡大などの具体的なご提案もいただいた。

  片山浩子第5代会長をはじめとする新たな執行部が先頭になり、会員各位と力を合わせてこれからの日中交流活動に取り組んでいきたい。 (松) 


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