日中平和友好条約締結40th
2018年1月
平成30年1月
  248号

発行人 片山浩子
編集人 松井三平

新春特別対談 
2018年の日中を語る
  平和を維持していくには草の根の交流が大事。(今年は)大きな流れとして関係改善の方向が見え望ましい。 紆余曲折があっても最後のところでお互いが理解し合うということが大事だと思っている。

 岡山市長

  大森雅夫
  今年は関係改善が進み、明るいものがあるのかと本当に期待している。 (岡山市とは)もっと連携して幅広い活動ができたらすばらしいと思う。自信と誇りを持って活動の輪を広げていきたい。 

 岡山市日中友好協会会長  

   片山浩子

  日中間の関係改善の動きが強まる中で、岡山市日中友好協会では、片山浩子会長が岡山市の大森雅夫市長を訪ね、新しい年の日中問題について話し合っていただいた。

◇中国との最初の関わり
大森 最初の関わりは、昭和61、62年頃、深圳で開かれたテクノポリスのシンポジウムに参加した時です。   あと、国土交通省時代には、中国との間に貿易の参入障壁の問題が持ち上がり、中国に行って随分交渉しましたが、国と国の議論となるとなかなか難しく、良い成果は出ませんでした。
  ただ終わった後、個人としてお付き合いすると、すばらしい方が本当に大勢おられるのです。その点、中国の人たちに対する印象は、良いものでした。
片山 私は、吉川英治の歴史小説の「三国志」からです。そこで少し興味を持って、その後、25年前に岡山外語学院という日本語学校を開校しました。それら留学生の95%が中国の青年でした。
  夢と言いますか野心と言いますか、大きな志を持って日本にやって来ている若者たちを見て、そのバックグラウンドは何だろう、中国とはどんな国なのかという興味がすごく湧いてきました。
  そして、岡山市日中友好協会に入会したのですが、協会は岡山市が洛陽市と友好都市協定を結んだ同じ年に発足しているのです。考えて見ると、岡山は、岡崎嘉平太氏や内山完造氏、古くは吉備真備など、日中交流に大きな足跡を残された先人を多く輩出しているところなのです。
  これら諸先輩方の信念と情熱、ご努力にふれて、中国に対する想いが深くなりました。
  中国の現在の学生さんは、一人っ子で〝小皇帝〟とか呼ばれてとても大事に育てられていますから、自立して何かを興すというより、親の言うことをよく聞く実に〝良い学生さん〟なのですが、少しおとなしくなったかなと思えます。
大森 私も昭和の終わりに行った時は、どの人を見てもすごく野心的な人に思えました。

◇これからの日中関係
大森 中国の程永華大使が岡山に来られた際に、「日本と中国は引っ越しのできない隣人です」という印象的な言葉を述べておられました。国と国との間では利害が絡んでくることもあると思うのですが、平和を維持していくためには、草の根の交流が大事だと思っています。我々自治体は、直接外交はしませんので、その分、草の根交流が強みだと思っています。
  お互いに、平和の基礎となるべき、ベーシックなコミュニケーションを続けて行くべきだと思っています。また、そのためには、片山さんが会長を務められている岡山市日中友好協会のような〝民の活動〟がなければ成り立たちませんので、我々としてできるところをお手伝いしていきたいと思っています。
片山 日中関係にとって、昨年は国交正常化45周年、今年が平和友好条約締結40周年という節目の年です。ここ最近の新聞紙上を見ますと、日中両首脳の表情が、なんとなくにこやかに見えます。
  今年は関係改善が進み、明るいものがあるのかと、本当に期待しております。私たちは民間の団体ですが、志を高く持って地道な日々の活動を通じて、日中友好の輪が広がっていけばと思っています。
  洛陽市との交流はもちろんのこと、「ローカル ツウ ローカル」と申しますか、地方同士のお付き合いを大事にしていきたいと思っています。
  しかし、民間の団体のできることには限界があります。今までも岡山市にはサポートして頂きましたが、これからはもっと連携して幅広い活動ができたらすばらしいと思います。
  「公設民営」という言葉があります。主催は市で運営は民間に委託するという方法です。産官学の連携です。この方法ならもっと多様な活動ができるのではないでしょうか。
大森 大賛成です。お互いどういうことをやっていけばよいか相談していきましょう。
  関係改善については、現在の政治の動きを見ると、大きな流れとして改善の方向が見られており、望ましいことだと思っています。これからも紆余曲折が相当あるでしょうが、最後のところでお互いが理解し合うということが大事だと思っています。
片山会長(左)と大森市長
  岡山と洛陽の関係だけでなく、できることは幅広くやっておいた方がよいと思っています。例えば、平成28年には「日中韓3か国地方政府交流会議」を岡山市で開催し、中国からも約160人もの方に来ていただき、すばらしい会議となりました。昨年は、この会議が韓国・蔚山(ウルサン)広域市で開催され、私も参加してきましたが、お互い率直な話ができる場になりつつあります。
  また、昨年岡山市で開催された「北前船寄港地フォーラム」が、今年は中国・大連市で開かれますので、洛陽市との関係に留まらず、ぜひ参加して親善の輪を広げていきたいと考えています。

◇洛陽市とはどんな交流を
大森 洛陽市との関係は非常に緊密ですが、岡山市の国際友好交流都市は他にも多数ありますので、それぞれとバランスの良い交流に取り組んでいきます。
  平成30年度に、国際サマーホームステイ事業として洛陽市から10人の中学生を受け入れますし、ロボット工学を学ぶ技術研修生も受け入れます。逆に、岡山市から洛陽市へ技術研修生も派遣する予定です。
  こういった事業を通じて、互いの市の〝ファンづくり〟を進めることがさらなる国際交流につながっていくことでしょう。交流の内容も時代に応じて変化してきており、ゆくゆくは経済交流が進むことを期待していますし、その方向に近づいてきているように感じています。

◇市日中友好協会への期待
大森
 36年間に及ぶ岡山市と洛陽市との友好関係は、岡山市日中友好協会とのいわゆる〝協働〟によって、より深まっていると思っています。
  中国の官と民の関係やシステムは日本と違う部分もあるので、様々な場面に、市と日中友好協会が入ることで、両国との友好関係がより良いものへと変わってきていると感じています。中国の場合、特に〝民〟と一緒にやっていくということが重要なのではないかと思っています。
片山 「市民みんなで日中友好」と言いますのが、協会創立時の基本方針なのです。国際交流はまず相手を知ることが大事だと思います。
  ある中国の方ですが、日本嫌いの若者を無理してでも日本に連れてきて日本に触れさせると、その若者は必ず日本が好きになり日本に留学したいと言い出すとおっしゃっていました。お互いを知り合う機会をたくさんつくることが重要だと思っています。
  まだ嫌中の人が多いようですが、ぜひ協会に入って頂き中国を知って世界を見て欲しいのです。特に若い人にです。
  それにしても、中国各地の対外友好協会などから交流の呼びかけがあるのですが、天津市の場合など、人口が1,600万人という巨大都市です。〝サイズ〟が違いすぎて、どうやってお付き合いすればよいか悩むことがあります。
  天津市で「対等のお付き合いは無理だ」と言いますと、中国の人は、「大きさとかお金とかではなく、本当に何をするか中身が大事だ。大きさは関係ない。岡山は実際にちゃんと交流ができているではないか」とおっしゃいます。
大森 天津市は確かに直轄市の一つですし、中国を代表する大きな都市です。一方、岡山市も人口72万人で全国の19番目の都市です。日本の中で中心都市の一つだとの自負を持ちながら、仲良くやっていくことが必要ではないでしょうか。
  それは中国の人からも感じます。洛陽の人たちは、「オレ達のまちは、かつて隋や唐などの都があったところなんだ」と、非常に強い自負心をお持ちでした。岡山は〝都〟があったことはないかもしれませんが。
片山 吉備の国はどうでしょうか。
大森 日本全体の〝都〟とまではちょっと言えないかもしれません。しかし、日本の中でも有数の力を誇っていたことは事実です。そういう誇りを我々は感じていかねばならないと思っています。
片山 自信と誇りを持って、設立理念である「市民みんなで日中友好」に思いを馳せて参加者を増やし、活
動の輪を広げていきたいと思います。
大森 たとえ日中関係が少し難しくなるようなことがあったとしても、粘り強くお付き合いを続けていくことが、これからの岡山、ひいては日本にとって必ずプラスになると思います。
  お互い一緒になってやっていきましょう。
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 祝  辞
     関係改善の勢いを更に大きく
        友好団体と共に明るい未来を

           中華人民共和国駐大阪総領事  
李 天 然

  新年を迎えるにあたり、中国駐大阪総領事館を代表しまして、片山浩子会長をはじめ、岡山市日中友好協会の皆様に心からお慶び申し上げます。

  中日両国は互いにとって重要な隣国であり、両国関係の長期的、健全かつ安定した発展は、両国の根本的利益に合致しているばかりでなく、アジアないし世界の平和と発展にも大いに寄与するものであります。
  2017年10月に成功裏に開催された中国共産党第19回全国代表大会において、中国の未来の発展の青写真が描かれ、中国の特色ある社会主義が新時代に入ったと示されました。

  この「新時代」においては中国がより積極的にグローバル・ガバナンスに取り組み、世界が直面している難題に中国の知恵と方案を提供し、「新型国際関係」と「人類運命共同体」の構築を推進し、世界の平和と発展に更なる貢献をしていく所存です。

  「新時代」に入った中日関係も新たなチャンスに恵まれています。
  今年は中日平和友好条約締結40周年という節目の年です。40年来、あらゆる分野において両国関係が前進し、豊かな成果を収め、両国民に利益をもたらしました。
  現在、両国関係は改善に向けて着実に進んでおりますが、まだ幾つかのチャレンジに直面しております。改善
の勢いを更に大きく育てていくには、政府レベルだけでなく、民間の友好交流、特に国民同士の絆を深めていくことは極めて大事です。
  その意味では、長年来、中日友好のために地道な努力を積み重ねてきた両国の友好団体の果たす役割は一層大きくなるでしょう。

  岡山市日中友好協会は1981年に設立以来、中日両国の民間交流に熱心に取り組み、国民間の相互理解の増進に積極的な役割を果たしてこられました。
  特に2017年、中国・四川省大地震に見舞われた被災者に寄り添い、募金活動の実施に大いに力を発揮され、たくさんの勇気と感動を与えてくれました。心から感謝いたします。
  今後とも、友好伝統を受け継ぎ、民間交流の深化と両国関係の発展に更なる貢献をされるよう心から期待しております。

  今年、「第2回西日本地区中日友好交流大会」を始め、様々な記念行事を計画しておりますが、協会の皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
  当総領事館は各友好団体と共に、新時代における中日関係の明るい未来を切り開いていく所存です。

  結びに、岡山市日中友好協会の益々のご発展と、片山会長をはじめ会員の皆様のご健勝、ご多幸をお祈りして祝辞と致します。

 ご案内
        2018年度(平成30年度)
    総会・講演会・互礼会

  表記の行事を下記の日程で開催します。万障繰り合わ
 せの上、ご参加くださいますようご案内申し上げます。

  [日時] 2018年2月10日(土曜日)   
     ◎定期総会(午前9時半より)
      2017年度事業報告、活動計画書、監査報告他
      2018年度事業計画書、活動予算書他
     ◎記念講演会(午前10時半より) 講師 毛丹青 氏
     ◎新春互礼会・レセプション(正午開会)

  [場所] ANAクラウンプラザホテル岡山  
        (旧岡山全日空ホテル、JR岡山駅西口)

  [会費] 記念講演会=1,000円
        新春互礼会=5,000円 

岡山市日中友好協会
     毛丹青氏が記念講演

                 定期総会・互礼会は2月10日  
毛丹青教授

  岡山市日中友好協会(片山浩子会長)の2018年度総会・新春互礼会が、2月10日、岡山市北区のJR岡山駅西口のANAクラウンプラザホテルで開かれる。
  定期総会は午前9時半から、記念講演は同10時半から、互礼会は正午開会となる。

  今回の記念講演は、作家で神戸国際大学教授の毛丹青氏が「越境する日本文化と中国の若者たち」と題して話す。

  毛氏は、芥川賞受賞作品・又吉直樹著「火花」の中国語訳でも知られ、日本文化についての造詣は深い。また、中国人の日本理解促進にも大きく貢献されている。
  講演会の参加費は一人千円。参加申し込みは当協会まで。
 


岡山商科大学孔子学院
        創立10周年記念式典 
                         

  中国政府が中国語と中国文化を通して海外の大学と提携し、友好を目的とした「孔子学院」は、日本に14カ所ある。
  そのひとつである岡山商科大学孔子学院(蒲和重学院長)の創立10周年記念式典が、11月18日、岡山市北区表町一丁目の岡山シンフォニーホール・イベントホールで開かれた。

  式典には、中華人民共和国駐日本大使館公使参事官の胡志平氏、岡山市長の大森雅夫氏ら約60人が列席した。 これからさらに地域に根ざした日中交流が大切になることを思い発展を願った。   (牛田かず子・記)
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満蒙開拓平和記念館と信濃路
    入植者27万人の苦難の歴史

       展示品、身に詰まされる思い

                               
会 員  小幡 一  

  私は、平成29年10月に協会に入会し、11月30日から12月1日までの1泊2日で、満蒙開拓平和記念館訪問と晩秋の信州を訪ねる旅に参加しました。
参加者の皆さん
  岡山駅を午前8時の新幹線で出発し、名古屋から小型バスで北上、信州に向かいました。

  途中ドライブインで昼食を共にして、満蒙開拓平和記念館へ到着したのは午後1時を過ぎていたと思います。
  初めて見る記念館の建物は木造平屋で、比較的新しいという感じを受けました。
  館内には、1931年(昭和6年)に起きた満州事変から1945年(昭和20年)の敗戦までに、中国満州の地に国策として送り込まれた入植者約27万人の苦難の歴史が展示されていました。

  初めて見る私にとって、それは身につまされるものでした。
  入植者は全国各地から集められたということですが、中でも特に長野県が多く、3万7千人ということでした。
  そのことがこの記念館をこの長野の地に築くきっかけとなったと、案内をしていただいた係員の方は説明されました。
  同時に、それは長野県民の意識の高さ、つまり教育レベルの高さを物語るものでした。なぜならば教育を通じた啓蒙活動によって入植者は集められたからでした。
  その後、私たちは岡谷蚕糸博物館を訪れ、生糸のできる行程を見学しました。

  翌日は雲ひとつない快晴でした。朝、諏訪湖とその向こうに連なる山々の遥か彼方に、富士山が見えたのには驚きました。
展示を前に説明を聞く
  ホテルを小型バスで午前8時45分に出発し、まず諏訪大社上社本宮に参詣しました。樹齢何百年という巨大な木々に囲まれた、凜とした静寂の中を歩んで気持ちが引き締まる思いがしました。

  その後、国宝松本城を見学し、その近くにあった明治の洋風建築を模した開智学校も見学しました。
  松本城は学生時代に一度訪れたことがあり、遠い昔を振り返り非常に懐かしく感じました。そのスマートなプロポーションは数ある城の中でも、私のもっとも気に入っている城です。

  昼食後、全員思い思いに土産物などを買い、休憩をした後、松本駅から帰路につきました。
 忘れじの村     宮本 光研

 〇戦争のおろかさひどさ村に入る
 〇十四歳満蒙開拓義勇軍
 〇両陛下たっての希望記念館
 〇みずうみの諏訪の社はおんばしら

             長野県・阿智村研修にて  

四川省地震義援金、総領事へ
李天然総領事へ手渡す

  12月14日、片山浩子会長、黒住昭子副会長、松井三平専務理事が大阪の中国駐大阪総領事館を訪問し、四川省九寨溝地震に対する義援金29万円を李天燃総領事に手渡した。

  片山会長は、協会会員や日中教育交流協議会などにも呼びかけ集まった浄財で、些少ですが、皆様の気持ちをお受取り下さいと挨拶した。
  これに対し李総領事は「額の多い少ないにかかわらず皆様の温かいお気持ちは大変ありがたい。被災地を代表してお礼申し上げます」と応えた。

  また、片山会長らは、平成30年2月10日に開催する協会の総会・新春互礼会への出席も要請した。
  会見には、劉磊副総領事、曽琳政治文化交流室長らも同席した。



 特別栄誉賞  岡山県中国留学生学友会から当協会に授与された賞状
                         

 会員消息
  【入会者】 大森 達郎さん(岡山市)
         黒瀬 聡さん(倉敷市)
         河嶋 昇さん(倉敷市)

活動日誌 
 10/24…岡山県中国留学生学友会より協会へ栄誉賞授与(岡大国際交流センター)
 10/27…法隆寺訪問(白馬寺交流の件)
 10/30…会報「岡山と中国」10月号発行・発送(協会事務所)
 11/ 3…岡山県中国留学生学友会秋季新入生歓迎会(岡大国際交流センター)
 11/ 3…河南省少林寺拳法研修生同窓生来日(岡山駅で対面)
 11/11…就実大学招聘、南開大学中日農業発展研究中心、鄭蔚教授歓迎会
 11/18…中国芸術家展開幕式(瀬戸内市立美術館)
 11/18…岡山商科大学孔子学院設立10周年記念式典(岡山シンフォニーホール)
 11/26…第69回中国語検定試験(岡山ビジネスカレッジ)
 11/30…協会研修旅行(長野「満蒙開拓平和記念館」など~12/1)
 12/ 1…片山会長大森岡山市長と会報掲載新春対談(市役所)
 12/ 3…瀬戸内日中友好卓球交流会理事会(協会)
 12/ 4…毛丹青先生講演依頼(神戸国際大学)
 12/13…協会理事会(事務所)
 12/14…四川省九寨溝地震義援金届け(大阪総領事館)
 12/16…第二回中国語合宿研修会(神道山)
 12/27…会報「岡山と中国」新年号発行・発送(協会事務所)

先憂後楽

  年末挨拶に伺った若手社長は自分の車の部品を中国アリババが運営するアプリ、アリエクスプレスで購入している。全然遜色なく、サービスも良かったという。多くの中国人は越境コマースという方法で日本の製品をタイムリーに購入している。

  又吉直樹の「火花」や林真理子といったこれまであまり中国では普及していなかった文学作品が若者たちに違和感なく受け入れられ売れている。

  共通する概念は『ネットと越境社会』。いま世界はまさにこのような社会に入っている。経済を含む文化が、言葉やビザ、外貨などで隔てられている国境を越えて、スイスイと行き来している。

  ただ、この仕組みを支えているのはやはり人間だ。モノを作っているのも、自宅まで配送しているのも、小説を書いているのも人間だ。

  とりわけ文化を伝える人の役割は大変大きい。「火花」を中国語に翻訳したのは作家で神戸国際大学教授の毛丹青さん。毛さんは「知日」や「在日本」という中国語雑誌を発行し、日本文化を隅々まで自分の目で見て、正確に緻密にそして感性豊かに紹介している。2月の総会記念講演会では、毛さんを迎え、越境する文化の最前線を紹介頂く。

  今年は日中平和友好条約40周年。日中新時代の中、平和共存と相互繁栄のために果たすべき責務を担っていきたい。   (松)



「岡山と中国」ご希望の方にはご郵送いたします。  
また、ご入会いただくと、毎月お手元へお届けいたします。入会案内をご覧ください。


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