協会の歩み 2000年〜2001年
平成12年 新春互礼会で挨拶する片岡新会長
2000年(平成12年) 2000年度定期総会盛大に終わる  新役員で課題に挑戦
 2000年度の協会定期総会は、2月5日に日生ビルで開いた。先ず、協会関係の物故者5人に黙祷を捧げた後、三島会長が中華人民共和国成立五十周年行事として開いた岡山−洛陽小学校写真展の成功に触れ、協力した関係各位に感謝し、引き続き青少年の交流を促進するよう要望した。最後に会長退任の意思を示し、在任中の支援と協力に謝意を述べた。議事は洞理事を議長に選び、議案を審議し提案どおり承認された。なお、任期満了による役員改選で新会長に片岡和男氏が選ばれた。
 新役員は次のとおり。会長・片岡和男、副会長・江草康彦、永山久也。理事・宮本光研、岡本拓雄、小野愛子、赤木宣雄、小路広史、速水正明、片岡琢之、古松研三、洞富美男、近藤弦之介、岡崎邦泰、片山主計、綾野富美子、松井三平(事務局長)。監査・椋代 孝、萱野哲朗。
 本年度の活動方針は次のとおり。
 一、日中青少年の交流促進事業。
 二、日中交流促進事業。
 三、友好都市−洛陽市との交流促進事業。
 四、上海市との交流促進事業(定期航空路利用促進)
 五、中国と岡山の市・町・村間の交流促進。
 六、在岡中国人との交流促進。
 七、日常活動の強化、組織強化、後方活動等。
在りし日の六車清茂第二代会長
六車清茂二代会長の逝去を悼む
 六車先生は赤木初代会長が病床にあり、会長職務が遂行できなくなっていた時、副会長から急遽会長代行として就任後、次の総会で正式に会長に選出された。赤木先生の友人でもある。
 副会長時代、洛陽訪日団の歓迎会の席上、赤木先生が『おい六車なんかやれ』と余興を促したとき、六車先生は、お得意の秘芸を披露され、訪日団の人々はもちろんのこと、出席した日本人側からもやんやの喝采を浴びた。そんな茶目っけを持ち合わせておられたが学校の剣道育成に情熱を燃やされていた。
 洛陽との小学校交流を促すため、洛陽の安徽路小学校との友好校縁組を実現し、児童訪中団の団長として地域の友好発展に貢献された。何時も何かあると清輝橋のご自宅にお邪魔して、種々ご指導をいただいた。協会の台所事情を絶えず気に掛けていただいたことが思い出される。
 曲がったことが嫌いで、いつも正攻法で問題に取り組まれた態度は、当時まだ軌道に乗っていなかった協会運営を導く上で大きな指導力となった。茶目っ気な先生、実直な先生は赤木初代会長の思い出とともに、今でもにしっかりと脳裏に刻まれている。
 ご指導を感謝し、心からご冥福をお祈りいたします。
協会事務局長 松井三平
信陽市就学困難児童に奨学金
 新見市と縁組を結んでいる河南省信陽市●河区で、経済的に就学困難児童に奨学金が初めて交付される。これは協会員の田口光代氏が寄付した基金を基に設立された『日中教育基金』を運用するもので、この基金は新見市民の基金と合わせ約500万円となっている。
 初めての奨学金交付式は、4月1日に田口さんら10名の訪中団が列席し信陽市で挙行される。今回田口さんから奨学金を受けるのは9名の児童で、それぞれ人民元で580元(日本円で約8,000円)。 
洛陽牡丹花会に招待された岡山市友好訪問団
岡山市友好訪問団が洛陽へ  片岡新協会々長一行30名
 岡山市友好訪中団が、友好交流を終えて4月21日帰国した。このたびの訪問団は、片岡新協会々長を団長として協会役員や陵南学区民など30名で、実のある活動が展開された。
@劉典立洛陽市長と段運労人民代表常務委員会主任を表敬訪問。
A国色牡丹公園で満開の洛陽牡丹を鑑賞。
B牡丹祭り(洛陽牡丹花会−西工人体育場)に来賓として出席。
C申窪小学校を友好訪問。
 歓迎式で新安県教育委員会主任・韓経権氏が基金への謝辞、高塚副団長(陵南小校長)に申窪小学校名誉校長の称号を贈った。一行は授業中の教室を参観した。また三島前会長揮毫の校名の碑が校門の壁に埋め込まれ保存してあった。
D白馬寺で宮本副団長(協会理事・長泉寺住職)と檀家関係者が寄贈した仏像の入仏式典が白馬寺の僧侶と共に厳かに挙行された。
洛陽小・中学生31名が市立後楽館中・高校生との交流
洛陽市訪日団が岡山空港到着 小・中学生31人ホ−ムステイ
  8月17日、友好都市洛陽の医療や企業関係者ら民間人68人と、11歳から17歳の小中学生31人と、洛陽市幹部7人の計106人の大規模訪問団が、チャ−タ−機で岡山空港に到着した。これは日中両国政府が、今年の6月に中国国民に観光ビザ発給について合意し、9月に北京から第一便が出発するが、それに先がけてチャ−タ−便で来岡した。小中学生ら31人は、岡山空港到着後大人たちと別れて、日応寺の岡山市立少年自然の家に直行して旅の疲れを癒した。
 翌18日には、市立後楽館中学校・高等学校を訪問した。この学校の生徒の家に3日間ホ−ムステイするので、生徒と家族をはじめ関係者と交流を深めた。来年、後楽館高校の生徒が洛陽を訪問した時には、今回来岡した生徒の家にホ−ムステイする予定。後楽園や瀬戸大橋の観光のほかに、市立少年自然の家のクラフト教室でのコ−スタ−作り、市立養護老人ホ−ム(友楽園・岡山市平井)の老人慰問、岡山市消防情報通信センタ−の見学、市立犬島自然の家での海の生活(水泳やカヌ−乗りなど)いろいろな体験を通じて友好交流を深めた。中国の内陸部にある洛陽の子どもたちは、犬島の海の体験が一番 印象深かったようである。
留学生生活支援活動 冷蔵庫の荷おろし作業(岡大留学生会館)
留学生生活支援報告
 9月16日、冷蔵庫12台が引取先の邑久町・県の第三セクタ−「いこいの森」から下電運輸のトラック(運転手は森下さん)で岡大留学生会館に届けられた。冷蔵庫を必要とする留学生は早速持ち帰った。留学生を代表して馬会長が協会に対し謝辞を述べた。協会は留学生の生活支援物資の提供をお願いしていたが輸送問題がネックとなり県民の善意が留学生に届かなかった。先の理事会で協議の結果、永山副会長(下津井電鉄社長)の提案で下電運輸の協力を得ることが出来、引渡しが実現した。まだ提供する人、必要とする人がいるが、引渡しまでの輸送手段等を提供される人が必要なのだ。
留学生生活支援にお礼
 留学生の生活用品援助について、協会報でお願いしたところ早速多くの方々のお申し出を頂き有り難うございました。これらの物品について中国留学生学友会の馬福山会長にご提供者と希望者との連絡をお願いしました。授受成立の件、ボランティアの方に運送をご協力頂き、大きな成果を挙げた件もありましたが、連絡不行き届きや留学生の都合で指定日時に授受出来ずご迷惑をおかけした件もありました。折角のご好意を無にする結果となり深くお詫び申し上げます。今回の活動で、授受不成立の件は解消させて頂きますので、ご了承をお願い致します。ご芳情に重ねて深謝致しますと共に今回の活動を反省の上、次の計画を立てたいと思いますので、今後共ご支援ご協力のほどお願い申し上げます。
協会会長 片岡 和男
第四回協会理事会報告
 11月28日、第4回理事会を開き次の事項を決定した。
@協会二十周年記念事業  岡山・洛陽友好二十周年記念市民訪中団に協会として参加する。岡山空港発チャ−タ−便。協会は片岡会長を団長として40人で一班を組織する(バス1台分)
A5月23〜29日、高島屋で開かれる中国展に参加する。協会のコ−ナ−を設けパネルを展示して協会活動の足跡を理解してもらう。また杜康酒・唐三彩など洛陽の物産を販売する。
B大阪の片山義郎氏執筆による「洛陽の伝説と民話」を出版し岡山市内の小中学校に無料配付する。印刷経費は80万円。
C9月に、出版記念を兼ねた二十周年記念レセプションを開く。
D二十周年特別寄付をお願いする。会費は、一口に付き1,000円、役員は一口に付き1万円。
協会設立20周年を記念して特別輸入を訴えた杜康酒
特別寄附金のお礼
 協会は今年9月に二十周年を迎えます。つきましては記念事業を行うと共に経済基盤の確立を願い、会員の皆様に特別寄付をお願いしましたところ、多くの方々より多額のご寄付を頂き100万円を突破致しました。ご協力に厚く感謝申し上げます。本年度の活動方針に従い活気ある日常生活、組織の活性化に取組み、有意義な二十周年事業を展開致します。どうか引き続きご支援をお願い致します。                    協会会長 片岡 和男
平成13年度 定期総会で「洛陽の伝説と民話」の記念出版決定
2001年(平成13年) 2001年度定期総会
  1月27日、日生ビルで開かれた。先ず協会関係の物故者6人に黙祷を捧げた。次いで片岡会長が今年は岡山・洛陽縁組二十周年記念の年であり、また協会も二十周年の年に当たり、各種の記念事業について協力を要請した。議事は椋代理事を議長に選び議案を審議し、提案どおり承認した。本年度の活動方針は次のとおり。
一、協会設立二十周年記念事業。1981年9月12日、協会はそれまでの組織を再建して「市民ぐるみの日中友好を!」をスロ−ガンに幅広い市民組織として再出発した。以来各界の要望に沿って中国との交流に尽力し岡山市民と中国を結ぶ民間団体として定着してきた。この20年を振り返り新世紀の友好を展望する意味を込めて記念事業を展開していきたい。
@岡山市民友好訪中団に参加(4/17〜21)
A「洛陽の伝説と民話」記念出版。
B中国展参加(5月)
C記念式典開催(9月)
D事務所の改善。
Eその他
岡山−洛陽友好都市締結二十周年記念事業。同事業実行委員会(岡山市国際課)に参加。希望工程事業に協力。
二、各種交流活動の強化。
@上海市との交流促進。
A岡山県日中教育交流協議会と協力。
B県下市町村と中国諸都市との交流促進(新見市−信陽市、賀陽町−淮安市ほか)
C各種協賛事業(中国民族音楽会)
三、在岡中国人との連携・交流促進。
四、日常活動、組織強化、後方活動。
第1回理事会で大中国展参加を決める
協会創立二十周年記念事業  第一回理事会開かる
  3月28日、協会事務局で本年度最初の理事会が開かれ、10名の役員で次のことを協議した。
*岡山市日中友好協会設立二十周年記念事業。
@岡山市民訪中団・団長(市長)143名が4月17日洛陽を訪問
A「洛陽の伝説と民話」発行委員会を設置。責任者::岡本理事。発行日:今年9月、部数:1,500部、頒価:800円前後、費用は75万円〜80万円(市の寄付25万円)岡山市の小中学校へ無料配付。協会々員にはレセプションの時贈呈する。
B洛陽銘酒〔杜康酒〕輸入販売。本数:1,000本、売価:2,500円。
C中国展(5/23〜29)高島屋岡山店。協会コ−ナ−・杜康酒販売。洛陽画家揮毫販売。友好二十年の歩みパネル展示。
D協会二十年史発行。責任者::岡本理事、小路理事。
E記念レセプション。設立二十年を祝賀(会費制会食)公園予定。
F学生シンポジュウム(7/31〜8/4)

*日中友好の後継者育成事業。小中高生徒を対象に「日中友好クラブ」を作る。中国との交流校。岡山市教育委員会、岡山県日中教育交流協議会等に協力。

*当面の活動:4/10人民中国雑誌社東京支局長歓迎会。4/17岡山市民訪中団チャ−タ−便出発。
*その他:岡山せとうちライオンズクラブ訪中 3/30〜4/3。洛陽市新安県五頭鎭『洛岡希望小学校』開校式へ出発。「悠久」第4号発行(岡山県日中教育交流協議会発行)
人民中国雑誌社 東京支局長 張 哲氏 歓迎会
人民中国雑誌社東京支局長  張 哲氏来岡
  6月に「中国三誌友の会」は月例会開催第100回を迎える。これに先立ち、4月10日、東京から張哲東京支局長を招いて、岡山市「山佐本陣」で友好交流会を開いた。片岡会長、三島前会長、松井事務局長、協会理事、中国三誌友の会々員ら35名が出席した。
 片岡会長、三島前会長の歓迎の挨拶、また小路友の会代表から、北京訪問時には温かい接遇を受けたと謝辞と歓迎の挨拶があった。張氏は昨年7月に着任、日本の社会、歴史、文化などを先入観なしに取材したいとジャ−ナリストとしての基本姿勢を表明した。次に岡山市日中友好協会の多くの会員が中国三誌を愛読していることに感謝の言葉を述べた。故・周恩来首相は「中日友好の土台は民間交流にある」と言っている。「中国三誌友の会」の活動は、まさに周総理の言に当たるもので、皆さんは中日交流の土台を築いていると「中国三誌友の会」の活動を称賛した。最後に于明新・李恵春の先輩(元・東京支局長)に負けないよう努力すると挨拶した。
 懇談の中で『ピ−プルズチャイナ誌=人民中国誌』について出席者から次のような要望や意見が出された。
@大きさがA4版になり全部カラ−写真で美しく読み易くなった。
A中国の故事・古典の記事を増やして欲しい。
B誌名変更について「現代中国」「今日の中国」などに変更を。
C毎月の号数表示が見難いので、鮮明な表示にして欲しい。
 最後に張哲支局長から、ピ−プルズ・チャイナ誌にアンケ−ト用紙が付いているので活用して頂きたい。意見や要望をアンケ−ト用紙に書いて、どんどん送って欲しい等、収穫ある交流を行った。
岡山・洛陽友好都市締結20周年記念式典(洛陽市牡丹城賓館)
大きな成果を挙げて無事帰国  岡山市民訪中団 
 岡山・洛陽友好都市締結二十周年を記念して、萩原岡山市長を団長とする岡山市民訪中団一行141名が、4月17日から21日まで洛陽市と北京市を訪問した。
 岡山空港からチャ−タ−便で洛陽空港に到着した一行は、空港で王常務副市長ら洛陽市人民政府関係者多数の出迎えを受け、獅子舞や太鼓踊りなどで熱烈歓迎を受けた。宿泊先の洛陽牡丹大酒店のロビ−で、劉典立市長が一人一人握手で出迎えた後、全員参加による市長会見が始まった。劉市長は「20年を回顧し交流に尽くした政府指導者や友好人士らに敬意を表し、人間で言えば大人になったことを意味するこの友好の絆を更に強めてゆこう」と挨拶。萩原市長は「141名の岡山市民が洛陽の人々と触れ合うことで今後の友好の礎にしたい」と答礼の挨拶をした。当日の夜開かれた歓迎宴では、50人ほどの洛陽市民と共に洛陽料理を楽しみながら、和やかに歓談した後、河南省主催の「洛陽牡丹花会」に招待され、国レベルの華やかな歌や踊りを満喫した。
 翌朝、牡丹満開の国色牡丹公園、世界文化遺産に登録されたばかりの龍門石窟、関林廟、白馬寺等を見学した。19日には「二十周年祝賀行事」に参加、両市の書道家の揮毫や歌、踊りを披露し交流を深め、北京観光を経て21日帰岡した。
洛陽市長に火災見舞金を渡す片岡会長
片岡会長が洛陽市長に火災見舞金 
 岡山市民訪中団の副団長として洛陽を訪問した片岡会長は、昨年12月に洛陽で発生したビル大火災の犠牲者へ見舞金として20万円を持参し、訪問団の市長会見後、直接劉市長に手渡した。
 劉市長は「事故発生後一番に安否の問い合わせをして下さったことを知っています。会員が中心となって早速寄附金を集めて頂いたことに感謝します」と会長に話し「岡山市民の洛陽市人民に対する友情を忘れません。現在、原因究明と復旧作業に全力で当たっています。会員の方々によろしくお伝え下さい」と感謝の言葉を述べた。
 協会は昨年の火災発生後緊急支援体制を設置し、情報の収集に努めると共に、見舞金を会員に訴え、総額20万円が集まった。
中国古代文明展参観  中国三誌友の会員が広島市へ 
 5月11日、中国三誌友の会は広島市で開かれている「中国古代文明展」を参観した。片岡会長ご夫妻、三島前会長の参加も得て総勢二十名が、各駅停車の電車の一画に陣取り、互いに談笑しながら広島市の会場に到着。中国知識を吸収したい会員にとってまたとない機会であった。会場には中国歴史博物館収蔵の貴重な文物が公開されており、また洛陽博物館から「龍鳳玉壁」も陳列されていた。驚いたことに古代に占ったと伝えられる亀甲、牛骨が文字の彫跡も鮮やかに残されており、深い印象を与えていた。会員は一品一品を見逃すまいと貪欲に鑑賞、収穫多い旅となった。
大中国展の岡山・洛陽友好コーナー(岡山高島屋)
大中国展盛大に開催  岡山・洛陽友好コ−ナ−賑わう
  岡山市・洛陽市友好都市締結二十周年記念事業として、5月23日から29日まで、高島屋岡山店8階で大中国展が開かれた。
 協会は、会場の一隅に「友好コ−ナ−」を設け、二十周年を市民にアピ−ルすると共に、協会への理解と協力を訴えた。岡山市から提供された、岡崎平夫岡山市長と任普恩洛陽市長が交わした「友好都市締結議定書」と「万古長青」の友好の旗幟は、平素は見られないものだけに市民が注目した。萩原誠司岡山市長と片岡和男岡山市日中友好協会会長の挨拶文と、締結当時の交流、三周年、五周年、十周年、十五周年、その間の写真パネル20枚、交流の足跡などが展示された。20年前の日中関係について質問する人、自分が写っている写真に歓声をあげる人など、それぞれの思いで見学していた。
 洛陽人民政府派遣の書画家、屈吟庵さんと屈穎穎さんの即席揮毫と販売をした。屈吟庵さんは、中国牡丹書画院名誉院長と洛陽中国書画院副院長、一級美術師の肩書を持つ美術家である。また、洛陽特産の杜康酒の紹介と唐三彩の販売コ−ナ−を設けた。杜康酒は中国の銘酒。日中国交回復の時、当時の田中角栄総理が杜康酒を好んだため、中国の周恩来総理が河南省へ専用機を飛ばし急遽取り寄せて宴席に間に合わせた逸話が残っている。この杜康酒の産地が友好都市・洛陽市の汝陽県杜康村である。会期中、協会理事が交代で店番に出た。みんなの協力で、岡山市と洛陽市の友好都市締結二十周年記念事業が計画どおり、一つ一つ成果を挙げている。
人民中国雑誌社 沈 文玉 社長 来岡 (社長から絵画が贈られた)
人民中国雑誌社・沈文玉社長来岡
 6月14日、人民中国雑誌社(本社・北京)から沈文玉社長と、王衆一副社長(兼編集長)が張哲東京支局長と共に来岡した。15日10時に協会を表敬訪問し、片岡会長と懇談した。その後、八仙閣での歓迎昼食会に臨んだ。歓迎会には、北京で編集している日本語による月刊雑誌「ピ−プルズチャイナ誌=人民中国誌」の愛読者と 片岡会長、三島前会長、松井事務局長、協会理事ら30人が出席して来訪を歓迎すると共に雑誌についての意見交換を行った。沈文玉社長(女性、新任、初来日)は挨拶で岡山の読者が「ピ−プルズチャイナ誌=人民中国誌」を愛情を込めて読んでいることに感激している。また、岡山の「中国三誌友の会」が平素、日中友好に尽力し中国三誌の普及を熱烈に図っていることに敬意を表し感謝すると述べた。さらに、読者から寄せられた様々な意見を参考に、誌面を刷新して時代の変化と要求に応じた誌面作りに努力している。文字離れしている若者向けに、文字を減らし写真を増やして視覚的魅力を出し工夫を重ねている。今後共誌面向上のためアドバイスを頂きたいと語った。出席者からは、意見を言ったら早速採用されて希望が実現したと感謝の言葉が述べられた。また、今後掲載して欲しい記事や写真について、一人一人が細かな希望を話した。今回の来岡は、正副社長 東京支局長の首脳三人の揃い踏みという千載一遇の貴重な機会であっただけに、短時間ではあったが、内容の濃い充実した話し合いができ、有意義な交流を行うことが出来た。

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